私の倉庫にはコンプレッサーと溶接機などが存在する、しばらく使ってはいないのだが、当時の活躍ぶりは大変なものであった。
1BOXの貨物車に乗り一日かけて古物屋を見て歩く、お目当てはホンダの原付き各種と言ったところだ。一世代前のホンダの50〜90ccのバイクは共通部品も多く、いじくりまわすのには丁度良い素材で、その道の人には「実物大のプラモデル」と呼ばれている程である。さて、その実物大のプラモデルを数台見つけて買って来る、相場は一台5000円でありエンジンが死んでいると2000円から、よっぽどの掘り出し物でも10000円にはならなかった。
古物屋さん相手だから、勿論のこと品揃えなんかが良いわけは無い、有る物はあるし無い物は無い。だから、前もって欲しい物を決めていると高くついてしまうので、次の作品は帰りの車の中で、今日の獲物の組み合わせからイメージすることが多い。

白いやつが買って来た状態、すでにサスは少し長めの物と取り替えた。一通り手を入れたのが緑色のKIWIバージョン、ほとんどカラーの変更だけに見えるが、エンジンはミッション、カムシャフトを交換し、キャブも大き目のがついている。

その後、大幅な変更が有る。タンク、シートなどを取り替えて、サスストロークも一段とアップ、マフラーはCB50の物をカットしてつけた。こんなにいじくり回しても、苛酷な林道ツーリングにも故障も無しに走り切ってしまうのは、基本的に純正部品の寄せ集めだからだろう。
このようなバイクが10台程生産されたのは、少しだけ昔のことである。