その4

これは当て字である「ツーリング」と読んでもらいたいのだが、一般に言うツーリングとはひと味違い、二輪で駆け巡る物語である・・、今となっては思い出話でありますが。

タンクに書いた長い道

天気予報は珍しく的中した!
昨日の雨が嘘のように明るい空が広がっている、快晴とは言えないがそうなることも時間の問題と感じ取れる。
10月の中旬とはいえ「北海道」だ、雨など降られたら関東の真冬並に寒いことはわかっている。

野辺地発〜函館着のフェリーを降りて、早朝の緊張感と今日1日の不安・希望がドックンドックンと血液と共に体中を駆け巡っている。

大学4年の秋・・、北国とも雪国とも表現できる町の大学に行っていたおいらにとって、ロングを走ることが出来る最後のチャンスでもあった、そしてその試練の選択が北海道縦断!
別にね、北海道を縦断するなんてたいしたことではないですよ。しかし、小排気量の部類の高速走行が得意とはいえない山道バイク、おそらく全開走行が続くと予想されるので、レース用の硬った〜いオイルをぶち込み、十分な防寒対策と・・・、基本的な整備もね。
一つ間違えばたどり着けないのは計算上承知であるが、本日の宿泊地は「稚内」

途中、国道脇の草原を抜け、海辺で休憩中に「虹」を発見!

しかし、本当にでっかいよ・・北海道
休憩でバイクを停めるたびに、キンキンと
音が聞こえるエンジン。

いい具合に焼けているなあ・・


途中で沈んでいく太陽にバイバイ〜
稚内までの距離と時間と、追いかけっこしてみたつもりだが、前々勝ち目無し

稚内に着いたら、やりたかったことがある
もちろん「記念撮影」だ!
稚内に行ってきた人がみんな持っている
お揃いのように、お決まりのパターンの
右のような写真・・
こんなのだけは避けたかった

しかし、オリジナリティなんて無い
やっぱりみんなとお揃いの「記念写真」

もちろん稚内に着いたのは、
夜中に近いくらい遅い時間でしたので
写真は翌朝です


途中で寄った国道沿いの定食屋、たぶん半分観光地だし立地条件もいいし、たいして美味いものは出ないかなと思ったが、何気に頼んだカツ丼は美味い!!

とじた卵はもちろん半熟、そのカツには隅々まで卵が行き渡っていない・・、隅っこの衣(要するにパン粉)のところで、いまだパチパチ熱そうな音を立てている。
そのカツ丼を食い終わって窓の外のバイクを眺めている・・・、そんなひと時

ガソリンタンクの上には給油した町の名前と距離数が書いてある。給油のたびにマジックで書いていった、メモ帳と鉛筆でも良かったのだけど、くそ寒いのにバックから筆記用具なんて、面倒臭いと思ったから・・、それとちょっと面白いかなって思ったの。
問題なく書けていたからいいけど、これ以上寒くなったらマジックって、書けない可能性があったのね・・あとで気が付きました。

もう、10年以上も前のことでしたが、細かい記録を意識して残しておいたのは、いつかはこんな感じにまとめて見たかったのかなって思いましたが? 
いや〜もう記憶が途切れ途切れで・・、その当時は、インターネットもホームページも知りませんでしたから、全国の皆さんに見てもらえる(可能性だけはね・・)とは・・感激!!


二輪駆 その5へ(しばらく先かな?)