体を柔らかく!加重ポイントの確認!ターン後半!

 

「体が固まってる」「ゲレンデで体が後ろにいっちゃってる」
この二つをクリアしましょう、そして目標はターン後半を滑ることです。

 

 かなり大切な「体を柔らかく使う」ってことが案外と難しいのだ、やたらとフニャフニャ柔らかければいいってものじゃないけど、硬いよりは思い切り柔らかく使って、それから無駄な動きを省けば宜しいかと思われます。動かない物を動かす為にやり過ぎのスイッチを入れることも必要で、後から徐々にスイッチを戻せばいいだろ?

 体が動かないうちに「膝を曲げて」とか「こっちの足に力入れて」と、言ってもあまり効果が無いっていうか、逆効果だったりすることが多いな。
(例)
1:普通に立っている
2:「ひざを曲げて!」(素直に膝だけ曲げると、洋式便座に座る体勢に近くなる)
3:「右(左)足に力入れて!」(足を伸ばすように突っ張り、上体まで後ろに)
ほら〜ゲレンデでよく見かける初心者スタイルが出来上がる・・・

 

レッスン1

 ということで、ゲレンデで準備体操を兼ねて体を動かしましょう、板をフォールラインに直角に合わせて、足は肩幅程度に開いてください。(準備体操の基本姿勢)

A、両手を腰に置いて上半身をねじる

 

B、両手で膝を触る、体を伸ばすの繰り返し

 

C、慣れてきたら膝からブーツへ・・・・

(今日のモデルはこれ以上のポーズは無理があるので、説明文だけになります)
D、右手で右のブーツを触る、体を伸ばす、左手で左のブーツを触る、体を伸ばすの繰り返し
E、右手で左のブーツを触る、体を伸ばす、左手で右のブーツを触る、体を伸ばすの繰り返し

 

 これをやっている段階では、初心者君は「ブーツが曲がるわけない」と思ってます、ギプスのように硬い物で足は固定されていると思っているはずですので、指導者は様子を見ながらスネで押すような場面に黙ったまま仕向けましょう。
 足の甲を適度に固定してくれるブーツが必要なのです。
 う〜ん、踵を中心にスネが前方に回転することを上手に伝えられる、上手な説明方法が見つかっていないです。

 

レッスン2

 板の上で体が動くようになったら、ゆっくり斜滑降をしながら同じ動きをしていただきます、ゲレンデを横切りますので上方からのスキーヤーには注意してくださいね、但しゲレンデ上方を見ながら滑るのは良くありませんよ、確認してから進行方向を見て滑るようにしましょう。左右へ斜滑降をゲレンデいっぱいに繰り返してください。


 

レッスン3

 板の上で体が動くことが感覚的にわかってきたら、斜滑降をしながら上記Dをやってみましょう。指導者の方が適度な斜度と、ブーツを触るタイミングを教えてあげてください。スピードが出すぎる傾向で初心者君が怖がってしまっては大変なので、その時は触るポイントをブーツじゃなく膝にしたほうが良いです。
 斜滑降で山側のブーツ(膝)を触ると、ほとんどの方はターンが始まると思います、そこで手を離さないよう「ガマン!ガマン!そのまま〜」の声をかけてあげると良いかも? もちろんターンが終わったら、体を伸ばして反対側へ斜滑降を始めてください、これは少しでも恐怖感を感じてしまいそうならやらない方が良いです、恐怖感により体が硬直してしまうと逆効果です。

 

レッスン4

 さて、加重ポイントを作っていきましょうか、その前にまた準備体操です。
準備体操の基本姿勢を作ってください、その場でピョンと飛び上がってください!
はじめは一度毎にバランスを崩すと思いますが、慣れてくるに従い連続してピョンピョンを目指しましょう。
ここで、多くの初心者君は膝を支点に腰から上を振子のように使って飛び上がろうとします、これは先ほどのブーツはギプスのような物と思っているとなりやすいです。
 正しい形は垂直に立ったまま体の芯を崩さずブーツの上に縮んで、真上に伸び上がる形です。縮みの姿勢が難しければ、上記Cの形を作ってから飛んでください。
 続けてピョンピョンできるようになっても、飛び上がった瞬間は体をなるべく伸ばすことを心がけましょう、着地では衝撃を吸収するように縮みましょう。

 応用編は今すぐにやる必要は有りませんが、谷側の足一本でピョンピョンが出来るようになると良いですね。

 

レッスン5

 左は普通に立っている図ですね、足だけの図左は板に意識を置き過ぎて「板をくっつけすぎ」のタイプです、ファンスキーよりも長板に多く居るようですが、初心者君はパラレルターンがかっこ良いと思うあまりに板を揃えるのが上手と思ってしまう事の副産物であるかと思われますね?足の力をコントロールしにくいばかりでなく(緑矢印)、板の傾きがハの字になってしまい外エッジが雪面に噛みやすくなってしまいます。
 芸人会流正しい形は、足だけの図右です。膝をくっつけることに意識を置いて、板は肩幅程度に開きましょう、そうすることによって足の力がまとまりやすく、自然にインエッジが雪面に噛むので好都合です。
 芸人会流スイッチを練習していく上で、一番右の図に示した黄色い三角がとても重要です!

 

レッスン6

 いよいよ芸人会流スイッチをマスターしますよ!ゲームのジョイスティックみたいな物だと思って操作してください。
 上下の図とも左が真直ぐ滑っているところで、スイッチは両膝を軽く両手で押えている状態。
 図の中央は左ターンである、スイッチは右手で右膝を左膝の下に押し込む感じだな、右ターンは左手で左膝を右膝の下に押し込む感じだよ。
 板の下にある赤マークはエッジが雪に噛んでいる部分だね、黄色い三角を上手に歪ませるんだよ。

 

レッスン7

 懸命な貴兄は今、パソコンの前でやっているよね? やっていない人は今すぐにイメージトレーニングをはじめましょうよ、ビール飲みながらでも良いから・・・
1、肩幅程度に足を開いて起立
2、右膝に右手を、左膝に左手を(スイッチを触るわけだな)
3、両膝を寄せてくっつける(今、真直ぐに滑っていると想像する!)
4、左ターンを始めるよ〜、右膝を右手で左膝の下に押し込む!
5、3秒数えたら、膝を戻して真直ぐに滑るよ〜
6、今度は右ターンを3秒〜、戻して真直ぐ〜、左ターンを3秒〜

ただやれば良いって物じゃなくて、ゲレンデを滑る自分をしっかりとイメージして、ターンで1,2,3ってタイミングとって、戻して真直ぐでは深呼吸を一回ぐらいでちょうど良いよ。


 

レッスン8

 レッスン7を飽きるぐらい練習したら、もちろんゲレンデでも試そうね。リフト3本ぐらいやって動きがリズミカルになってきたら、真直ぐの時には膝から手を離して、リラックスした直立にしてみましょ。

 図が無くなって文字だけになると、急に読み飛ばす人いませんか・・・

 さーて、ここまでをしっかりと練習してもらいましょ!
 1日の初めや、休憩後は雑になりやすいから、前回練習した内容を復習するつもりで、レッスン1の体操やレッスン4のジャンプを少しやって、レッスン7を1本ぐらいやって・・・と、復習から始めましょうね。

 

レッスン9

 さて、ターンの後半を滑る練習に入るわけだが、なぜ?後半なのか?
 ターン後半がとても大切でとても面白いからなのです。しかし、後半を滑っていない人が多いです、特にファンスキーはターンの始動が長板に比べて非常に楽なので、何と言うか、いい加減に滑って右へ左へ落ちていく滑りになってしまいがちですが、美味しさを充分に楽しむファンスキーをしましょうね、特にビックフットはカービングスキーの老舗でもあるのですから。


 

レッスン10

 目標の後半を滑るのテーマは、大きく丸く直線部分が無い滑りであります。
多くのファンスキーヤーを見てみると、迂回コースでもないのに幅数メートルで一生懸命ターンしている人や直線→ターン→直線→ターンを繰り返している人が多くないですか?
 
  安比のゲレンデに大きく丸く直線部分が無い滑りをイメージしてみると、こんな感じでしょうか。

 

レッスン11

 さて、ここからはレッスン8までを何となく理解していて、ある程度のスピードに慣れていることが条件となります(必ずしもではないけど)。
 ゲレンデ右端を直滑降しましょう(赤)、充分にスピードが乗ってきたら左ターンを始めましょう(緑)、右膝を押し込んだままの姿勢を保ちましょう、そのまま耐えて耐え抜きましょう! いつまで耐えるかって言うと止まるまでです。ターンを続けていればいつしかゲレンデを登り始めます、そうすれば嫌でも止まってしまいます。
 さて、止まったらそこから直滑降して右ターンを始めましょう・・・

 

 やっている意味がわからなかったら、自分をチェックしましょう。
押し込んでいる右膝は左膝に半分隠れていますか?(左ターンの場合)
上体は正しい位置にありますか?(レッスン4の着地した形)

 やっている意味は何って?右足のインエッジがスルスルとレールの上を加速していくような快感がやってきます。
 とりあえず得意な方のターン(足)だけでも、この快感を感じられるまで頑張りましょう。

 

  何となくわかってきたような気がしますか〜
 どうかな?合格かな?いや・・・、これって何となくじゃなくドカーンっとわかると思いますよ。レールを加速する感覚がつかめても、一瞬だったり何度も外れたりしますよね、それを少しでも長く続けられるようにしましょう、膝の位置やブーツの押し加減、状態の位置など、調整を繰り返しレールを探りながら滑りましょう。

 

レッスン12

 またまた、安比の写真です。安比が練習にちょうどいいのは、コースが長いのですよ!遠くの方まで見えるのですよ。このコースならばゲレンデ最下部に見えるホテルなどを目印に、「あれを見ながら滑りなさい」と、視線の目標がとても決めやすいのですよ。視線の目標はフォールラインの先の方で、練習的には少し上かもしれませんね、そこに視線を合わせることによって、視線が落ちない、スピードに強くなる、上体の後傾が改善したり、障害物や他人を早く察知することにも繋がります。

 

 レールを発見したら、レッスン9で説明した「いい加減に滑って右へ左へ落ちていく滑り」にはもう戻れませんよね。もちろん、ターン後半だけではなく、ターン入り口からレールに乗れてくるでしょう。
 今はまだ、ターンの最初から最後まで膝のスイッチを押しっぱなしだと思います、それだとターンを終えたときに「伸びる」その時に直線に滑っちゃいますよね、どうせだからその直線を無くしましょう〜。
 右足の(左ターンの場合)インエッジから感じる雪を噛んでいる感覚って、絶えず変化していると思います、雪を噛んでいる力以上にスイッチを押しても無駄な力を使っていることになります。ターンの最初と最後はフェードイン&フェードアウトしてますよね、膝のスイッチもそれに合わせて力を加減してみましょう。
 そうすると、直線滑りの伸び上がった形(レッスン6〜7)と、スムーズに連動できると思います、リズミカルにってことなんでしょうかね?リズムがとれてスムーズになると直線に滑る部分が減り、半円と半円を繋げたようなキレイなレールに載れるはずです。

 

え〜と、あと・・・・、ちょっと付け足す予定ですが。

 

編集後記
 パート1「ド素人→こぶ遊び編」を作った時は、ゲレンデを作るのに数日かかり、デジカメじゃなかったので撮影→現像→足りない分を撮影・・・の繰り返しで大変な思いをしました。今回はA3の用紙が入っていたダンボールがスタジオで、デジカメで撮りながらHTML書き出しだったのでとても楽〜
 一番の苦労は、仮面ライダーを買いに行き、股関節を加工することだったカナ、写真の右足は加工前で左足は加工後です、けっこう動く範囲が広がるますね。
 写真中央はアイスのスプーンをボンドで接着し乾燥させているところです。俺も乾燥を待っているのですが、仮面ライダーも起立したまま待っているようで笑えます・・・